事件の概要
大阪府堺市在住の元会社員・中島誠さん(54)が21日午前、市立図書館に22年前に借りた本を返却しに来たところ、不審者として警察に通報され、一時的に事情聴取を受ける事態となった。
経緯
中島さんが1か月の貸出期限で借りた『はじめての家庭菜園』(2004年初版)を返却期限から8030日(約22年)経過した状態で持参。
問題は中島さんが延滞料の計算を独自に行ってきたことだった。一般的な図書館の延滞料金「1日10円」で計算し、「80,300円」を現金で用意。万全を期して10,000円札8枚と5,000円札1枚・1,000円札3枚・小銭を密封した封筒に「延滞分+迷惑料として」と書いて持参した。
カウンターで「22年分の延滞料をお持ちしました」と現金封筒を差し出したところ、若い職員が驚いて奥に引っ込み、しばらくして警察官2名が到着した。
警察・図書館の対応
図書館の担当者は「当館には延滞料制度がございません」と説明。中島さんは「え、じゃあ取りすぎた分はおつりですか」と聞いたが、当然受け取ってもらえず、現金はそのまま持ち帰ることになった。
なお本の状態は「書き込みなし、折れなし、ほぼ新品」と評価され、図書館側は「むしろありがとうございます」と礼を述べた。本は蔵書に戻された。
この事件は実在の人物・団体とは関係ありません。